Debian lenny AMD64 導入記

Debianで64bitの世界。Winと同等以上の
デスクトップ環境を目指すべく、色々やった覚え書き。

環境

ふつーにサウンドもNICも使えてる。

Debian 5.0 (AMD64)
CPUAthlon64 3000+ (Socket939)
チップセットATi RS482 / ULi M1573
VGAATi XPRESS 200(RS482内蔵)
NICMarvell 88E8053
サウンドRealtek ALC880
モニタHITACHI DT3175W
無線ルータNTT Web Caster V110
無線クライアントNTT FT-STC-Va/g をPCカードアダプタで

セットアップ

安定指向のstableの他に、開発中の次期バージョンtesting、
最新のunstableがあるが、とりあえず初めての人はstableがおすすめ。
stableの最新バージョンは5.0で、コードネームは”lenny”。

Debianのインストーラはiso形式のイメージファイルで配布されており、
ダウンロードには負荷軽減のためJigdoなるツールを使うよう推奨されているが、
まったく使い方が分からなかったので、httpから普通に落としてきた。

軽量なネットワークインストール版を適当に焼いてブート。
GUIでインストールもできるんで、CUI恐怖症の方にはこちらをおすすめ。

あと、自分のようにHDDのパーティション分けに慣れていない人は
素直に”初心者向け”の『ディスク全体を使う』を選択するといいかと思う。
公式にわかりやすい解説もあるし、
さくっとクリーンインスコするならWindowsより簡単かも。

ソフトウェアの選択は『デスクトップ環境』と『標準システム』で、
まず困ることはないはず。

desktop.png

インストール完了直後は、こんな感じ。

Linuxの基本操作

管理者権限について

Linuxでは、ユーザー権限でアプリやファイルを使用し、
管理者権限でシステムに関わる設定をするのが一般的。

管理者権限へは、コマンドラインからsuコマンドで移行できる。
GNOMEパネルのアプリケーション→Debian→X端末で好きなターミナルを起動し、コマンドを実行。
パスワードはセットアップの時に設定したもの。

$ su
Password:(表示されない)

この管理者権限のことをrootと言い、WinでいうAdministratorにあたる。
rootになると、ターミナルの表示が”$”から”#”になる。

ファイルの移動、展開

ユーザーフォルダにはドラッグ&ドロップで書き込みできるが、
システム領域にはroot権限を取得したコマンドラインからでないと読み書きできないところがあるので、
手動でアプリやライブラリ等をインストールする際は、こちらから操作を行う。

カレントディレクトリのファイルはパスを省略できるほか、
どちらも移動先、コピー先でのファイル名を指定することが出来る。

ファイルの移動はmvコマンド。
mv ファイルのパス 移動先のパスで記述する。

# mv 1.jpg ./Desktop
# mv /home/user/1.jpg /home/user/Desktop/2.jpg

ファイルのコピーはcpコマンド。
cp ファイルのパス コピー先のパスになる。

# cp 1.jpg ./Desktop
# cp /home/user/1.jpg /home/user/Desktop/2.jpg

あと、圧縮ファイルの展開はtarコマンドで。

# tar xvzf dlfile.tgz

圧縮ファイルはユーザー領域で展開した後、
root権限でシステム領域へコピーすることが個人的には多いので、
俺は右クリック→『ここに展開する』ができる『書庫マネージャ』を使うことが多い。
lzhやrarを展開するなら、下記のアーカイバが必要。

# apt-get install lha unrar

アプリのインストール

aptは、 アプリケーションのパッケージ名が分かれば
たったの一行でダウンロードからインストールまでできてしまう最強のコマンド。

例えば下記のコマンドだけで、Linuxのキラーアプリ『GIMP』を
依存関係にあるパッケージまで自動で判断・インストールしてくれる。

# apt-get install GIMP

aptは、/etc/apt/sources.listに記述されている
リポジトリ(ファイル倉庫)からパッケージを参照しており、
初期状態では『main(GNUライセンスに完全準拠したパッケージ?)』しか取得できない。

末尾に『contrib』や『non-free』を追記したり、他のリポジトリのアドレスを記述すると、
さらに多くのパッケージが利用できるようになる。

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ lenny main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ lenny main contrib non-free

追加リポジトリとしては、最新版パッケージをstable等安定環境向けに提供する
http://www.backports.org/debianや、豊富なマルチメディア系パッケージを誇る
http://www.debian-multimedia.orgなどが有名。こんな感じで追記。

deb http://www.backports.org/debian/ lenny-backports main contrib non-free
deb http://www.debian-multimedia.org lenny main non-free

apt-get updateでsources.listの変更を反映させることで、
次回以降、追加したリポジトリからパッケージを取得できるようになる。

# apt-get update

各リポジトリはパッケージ改竄防止のためGPGキーを配布しており、
これが無いとエラーが出るので、aptから入れておく。

# apt-get install debian-backports-keyring debian-multimedia-keyring

アプリの設定、アンインストール

ローカルに存在するパッケージの管理には、dpkgコマンドが使いやすい。

-reconfigureオプションで、インストール済みパッケージの再設定ができる。

# dpkg-reconfigure lm-sensors

他にもdpkg -i ファイル名でローカルのdebファイルをインストールとか。

# dpkg -i dlfile.deb

アプリの削除はdpkg --remove パッケージ名でもできるが、
aptからインストールしたものはapt-get removeで削除することをおすすめ
(--purgeは設定ファイルも一緒に削除するオプション)。

# apt-get remove --purge lm-sensors

2chブラウザ JD

Linux用2chブラウザは幾つかリリースされてるが、
一番使い勝手がよさそうなJDを導入することにした。

標準リポジトリで提供されているものは、
バージョンが古くて書き込みができないので、自分でソースからビルドする必要がある。

まず、JDが必要としているライブラリを公式サイトで確認し、インストールしておく。

# apt-get install automake libgnutls-dev g++ libgtkmm-2.4-dev libtool zlib1g-dev

落としてきたJDのソースを展開、autoreconf -iでconfigureという設定ファイルを生成する。
色々メッセージが表示されるが、コマンドを実行したら終わるまで何も入力しなくていい。

# tar xvzf jd-2.2.0-090212.tgz
# cd jd-2.2.0-090212
# autoreconf -i

生成されたconfigureファイルを実行。
あたまの./は、『カレントディレクトリ内のファイル』として明示的に指定するためのパス。
下の例ではAthlon64用に --with-athlon64オプションを付けている。

# ./configure --with-athlon64

最後にmakemake installでバイナリを生成&インストール。
結構な時間が必要になるので、終わるまでぼーっと待つ。

# make && make install

無事インストールが終われば、GNOMEパネルの
アプリケーション→インターネットに『2ch ブラウザ JD』が追加されているはず。

その他覚え書き

・9時間進む時計を修正

# gedit /etc/default/rcS
UTC=yesを
UTC=noに

・epiphanyのタブバーを常に表示

設定エディタ→apps→epiphany→general→always_show_tabs_bar→true

・言語ツールバーをGNOMEパネルに統合

# im-switch -s uim-systray

・テキストファイルの改行コードをWindows仕様に変換

$ nkf -Lw -s --overwrite text.txt

・カレントディレクトリ内のバックアップファイル(チルダファイル)を削除

$ find ~/ -name '*~' -exec rm {} \;

・memtest86+でブート
適当な場所にmemtest86.binを置き、
/boot/grub/menu.lstに下記を加えるだけで、ブート時にmemtest86+を選択できる。

title memtest86+
root (hd0,0)
kernel /tekitou/na/directory/memtest86.bin

役に立つサイトさん

http://jibunstyle.net/debian/desktop.html
http://www.miraclelinux.com/technet/document/linux/training/
http://www.debian.org/doc/manuals/reference/


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Last-modified: 2010-06-15 (火) 13:44:56 (81d)
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